私たち夫婦はマッチングアプリのペアーズ(Pairs)で出会いました。
そしてその翌年、無事に結婚することができました。
この記事では、私たちがペアーズ(Pairs)で出会ってから結婚するまでの1年間を、夫目線で振り返ってみたいと思います。
妻目線の記事が気になる方はこちら。
この記事はこんな人にお勧めです。
- 周りに出会いがなく、ペアーズ(Pairs)をやりたいけど実際どうか気になる
- 周りからはペアーズ(Pairs)なんてやめとけって言われる
- ペアーズ(Pairs)で結婚した人の実体験を知りたい
ペアーズ(Pairs)で出会って結婚するまでの1年間を振り返る
まず、私はもともとマッチングアプリ否定派でした。
ただ「やらずに否定するよりやってから否定しよう、まずはものは試し」と思ったことが、マッチングアプリを始めたきっかけです。
学生時代には彼女がいましたが就活期に別れ、以降は恋愛はご無沙汰という状況。社会人になってから人並みに合コンも行きましたが、付き合うには至らず。趣味である海外旅行(バックパッカー)も楽しかったため、恋愛しなくていいやと思っていました。
そうです、自分時間が楽しかったのです。(世の男性も共感するかもしれませんが)
また恋愛するならマッチングアプリで出会うよりも、実際の場で出会って恋愛したいと思うタイプでした。
しかし、そんな時にやってきたのが第1次結婚ブーム(27歳ぐらい)。
友だちの結婚ラッシュで結婚式に参列する機会が増え、漠然と「結婚も悪くないな」と思い始めるようになりました。そしてコロナ禍で出会いの場がなくなったこともあり、もともと否定的だったマッチングアプリを始めることにしました。
ペアーズ(Pairs)で妻と出会って結婚するまでの流れ
ペアーズ(Pairs)でマッチング
数あるマッチングアプリの中でペアーズ(Pairs)に登録した理由は、一番知名度が高かったからです。
ペアーズ(Pairs)を始めてから妻とマッチングするまでに10人ほどの女性と会いましたが、いずれも付き合うには至らず。それでも人の話を聞くこと自体嫌いではなかったため、女性と会って話すだけでも楽しいと感じ、交際に発展しない状況に焦りはありませんでした。
そうこうしているうちに半年ほど経過し、妻とマッチングしたのは2021年4月でした。
プロフィールの顔写真は自分の顔が分かる写真を数枚と、海外旅行が好きなことが分かるように、象に乗った写真を載せていました。そしてプロフィール文はよくも悪くも、ありのままが伝わるように書いていました。
ざっとまとめると、
・海外旅行が好き
・いずれは結婚したい(時期は確か2~3年後)
・仕事は定時で終わることが少ないが仕事は好き
こんな感じです。
海外旅行が好きといっても、あまり日本人が行かなそうな国に行くということもあり、そういった話ができる人がいいなと思っていました。新婚旅行もハワイなどのリゾート地より、世界遺産を冒険したいと思う派でした。
また「定時後に会いたい」「毎日会いたい」という依存的な女性よりも、考え方が自立している人と出会いたいと思っていました。
初めて妻のプロフィールを見た時には、「???」となりました。
・顔写真はなく後ろ姿の1枚だけ
・おまけにプロフィール文は「一升瓶を抱えて寝ています」の一文あり
顔写真を出していないということは、いいねが多すぎて顔を載せるのを辞めた、あるいは顔を出せない事情があるかのどちらかだと思いました。そして「一升瓶を抱えて寝ています」という一文からは酒豪なのかもしれないと感じました。
そんな一風変わったプロフィールに興味を持ち、プロフィールを見た1分後にはいいねをしていました。
そして、無事にマッチングしやり取りが始まりました。
【関連記事】フェードアウト回避!ペアーズ(Pairs)でマッチングした女性と会うためのコツ【男性編】
LINEでのやり取りが始まる
最初はペアーズ(Pairs)内のメッセージでやり取りをしていましたが、ライバル(他の男性)のメッセージに埋もれる可能性があったので、LINEでのやり取りに移行しました。
仕事柄お互いの生活リズムが異なっていたこともあり、毎日LINEをするというよりかは数日おきのLINEでしたが、今思えば自分にとってはちょうどいいペースでした。
そうしたやり取りが続いた中、電話をすることになりました。少し緊張しながら電話をしましたが、意外にもすぐに打ち解けられたのを覚えています。そして「この人、我が強いかも(=考え方自立しているかも)」と感じたのも覚えています。
恋愛するにしても結婚するにしても、考え方が自立した人と付き合いたい/結婚したいと思っていたので、実際会ったらどういう人なんだろうと興味を持ちました。表現しづらいんですが、私はお互いの考えをぶつけられる相手の方が、さらにいいものに昇華するという考えを持っていました。
この電話がデートに誘うきかっけとなりました。
初めて会う
ペアーズ(Pairs)でのやりとりが始まって1ヶ月半ほど経った2021年6月、カフェでランチをすることになりました。
どんな人なんだろうなと思いながら、待ち合わせ場所の15分前に到着。そして、到着した矢先に妻から遅れるとの連絡あり(笑)
妻の仕事終わりに会う約束をしていたため、もしかしたら遅れるかもという話は事前に聞いていました。なのでそんなところで怒ることでもなく普通に接した、というのが妻目線の記事への回答です(笑)
会話や妻のふるまい方にもマイナスな印象を持つことはなく、ランチの後も話したいなと思って別のカフェへ。そしてここでも話し足りず、コンビニでお酒を買って近くの公園へ行きました。
お互いの仕事のことや考え方、家族構成の話をして、妻がどういう人なのかを理解しようとしていました。そして、もしかしたら自分と考え方が近いかもと思い、次に会う約束をして解散しました。
2回目のデート(遠出編)
初デートから1週間後、2回目のデートで電車とバスで2時間ほどの港町まで行きました。
遠出デートにしたのは、カフェとは違う人間性が見えるかなと思ったからです。どうしても遠出だと会話がなくなる瞬間もありますが、そういう瞬間でお互い気まずくならないかなとか、疲れるとわがままな一面が出るのかな、とかとか。
そういった心配をしていましたが、妻との遠出にはストレスはありませんでした。ちょっとした風景でも感動してくれて、移動距離が長くなっても機嫌を損ねることなく歩いてくれて。
妻目線の記事にもありましたが、妻の食事スピードが早すぎたのはとても印象に残っています。私が食べるスピードが早いこともあり、食事に時間のかかる女性や好き嫌いの多い女性は正直苦手でした。そんな心配をよそに、妻は私よりも食べるスピードが早く、好き嫌いもなかったのでそういうところも気が合うなと思いました。
今度は違うデートをしてみたいと思い、帰りに夜ご飯を食べながら妻を次のデートに誘いました。
3回目のデート(運動編)
2回目のデートの翌週、妻をボーリングに誘いました。
ボーリングデートに誘った理由は単純に妻の運動神経を見たかったからです、というのは嘘で、これまでとは違う一面が見えるかなと思ったからです。
そして実際に違う一面を見ることができました。妻はかなりの負けず嫌いで、無意識のうちに勝負になっていました。結果的に私が勝ち、妻の機嫌とテンションは急降下でした。
結婚した今でも勝負事で負けると、妻はものすごく機嫌が悪くなります(笑)
そしてこの日、晩ご飯を食べて散歩をしていたタイミングで告白しました。3回会ってみて、これ以上単純な友だちとしてデートするよりも、恋人としてデートをしたいと思ったからです。
妻からはOKの返事、こうして私たちは付き合いました。
妻目線の記事にあった「○○はいいお母さんになりそう」と言ったことは正直覚えていません。ただ、妻と結婚して家庭を築いた先の未来が想像しやすかったことは印象にあったので、その印象の中での会話だったのだと思います。
デートを重ねてお互いのことを知る
付き合ってからは毎週デートをしました。友だちの紹介や社内恋愛とは異なり、妻の人となりは分かるもののまだまだ知らないことはいっぱいありました。妻の過去や未来の考え方、地元のことなど、デートをしながらフランクに話をし、信頼関係を築いていきました。
またキッチン付きのホテルを予約してふたりで料理デートもしました。
私は単純にデートとして料理デートを提案したのですが、妻はその裏があったとは…(笑)(妻目線の記事参照)
付き合う当初、料理はできると豪語していましたが、料理デートで実はそこまで料理できないことが妻にバレました。今でこそ料理は人並みにできるようになりましたが、料理ができる男性は女性からの評価が高いようです。
妻からのとある質問
付き合って3ヶ月ほど経った頃、妻からとある質問をもらいました。
具体的にいつ結婚したいと思っているかということ。
ペアーズ(Pairs)には結婚時期を選択する欄があるのですが、私はそこに「2~3年後」と書いていました。当時の私は今すぐ結婚という感覚ではなく、お互いの関係性を深めながらいずれはという考えでした。
そんな中、妻からLINEで上記の質問が届き、どう返信するか悩んだのを覚えています。
漠然と結婚したいとは思っていましたが、いざ「結婚」というワードを目の当たりにすると果たして自分にそんな覚悟があるのか、自問自答しました。気負いすぎていたのかもしれませんが、「家庭を持つ」という責任に耐えうる自信がなかったことに気付かされました。
それでも妻の気持ちには答えたいと思い、私の両親と会う段取りをつけました。
リアルに「結婚」の二文字を突き付けられると、未来に想像がつかず返答をしぶる男性もいるかと思います。正直自分自身も細かに想像はできませんでしたが、今思えば漠然とした不安におびえていただけだったと思います。
でも答えはシンプルで、「妻と一緒にいればなんとかなる」、そういう思いがあったので結婚に向けて進んでいくことができました。
結婚に向け
私たちの両親は、私たちがマッチングアプリを通じて出会ったことを知っていますが、マッチングアプリで結婚した夫婦の中には両親にその事実を隠している人もいるかと思います。
世代的に両親はネットの出会い=出会い系=危ない、というイメージがあったかもしれませんが、その気持ちを解消する上でもまずは会ってもらった方が早い、と私の両親に会う段取りをつけました。
会う前に想像で色々言うより、会って色々直接本人に話を聞いてもらった方がいい、という意味も込めて。
また両親にマッチングアプリを説明する上でも、「昔で言うお見合いの最新版」という伝え方もしました(笑)
事実、私の父から妻に色々な質問がありました。ですが、妻もしっかりした考えも持っていますし、話を否定せず聞くので、父に会っても大丈夫かなと思っていました。今では私の両親も妻を気に入ってあれこれ気にかけてくれます。
妻の両親にも会って結婚までの流れを説明し、無事に両家に祝福されるかたちで結婚することができました。
今度、結婚までの流れ・段取りの仕方(男性目線)について、まとめる予定です。
新婚生活はどう?
出会ってから1年が過ぎた2022年7月、私たちは入籍しました。
物件探しや家電屋巡りをしていると、結婚した実感が徐々にわいてきました。私自身、妻に直して欲しいところはありませんが、一緒に生活して妻から指摘をもらうことが増えていきました。
直して欲しいところを強いて挙げるとしたら、指摘の言い方ぐらい(笑)
私自身指摘をもらうことは確かに、と思いますし、またそこで反論してエネルギーを使うことは時間の無駄、という考えなので、基本的には「その通りです」と妻に言います(笑)
妻と自転車で遠くまで一緒に出掛けることが楽しかったり、一緒に晩ご飯の買い出しを行くことが楽しかったり、基本的に私が在宅勤務なので妻の仕事の帰りを待つ時間が寂しかったり、と一緒に生活していると新しい様々な感情をもつことがとても新鮮で。
こうしたことを当たり前だと思わず、毎日毎日明るく・元気に・楽しく過ごしていきたいです。
妻と結婚してよかったです。
【夫目線】ペアーズ(Pairs)で出会って結婚するまでの1年間を振り返るまとめ
最初はマッチングアプリ否定派だった私が、興味本位で始めたマッチングアプリ(Pairs)で結婚するとは思っていませんでした。
否定するにもまずは始めてから否定する、という一見逆説的な考え方でしたが、結果マッチングアプリを始めて妻と出会うことができてよかったと思います。
私は恋愛目的でマッチングアプリを始めましたが、婚活目的で始める人もいるかと思います。もしも今、ペアーズ(Pairs)を始めることに迷っているのだとしたら、勇気を出して一歩を踏み出してほしいです。そしてこの記事が、一歩を踏み出す後押しとなればとても嬉しいです。