コロナが落ち着いてきたので、新婚旅行でモロッコとスペインへ行ってきました。
いつかやってみたいと思っていた海路での入国が経験できたので、記憶が新しいうちに記事にします。
タンジェには旧港と新港の2つの港がありますが、今回利用したのは新港です。
フェリーのチケット購入方法や出国審査、スペイン入国までの様子を解説します。
モロッコからスペインへ入国するための2つの方法
モロッコからスペインへの移動方法は主に2つあります。
1つ目は、タンジェ旧港からスペイン・タリファへ移動する方法。
2つ目は、今回私たちが利用したタンジェ新港からスペイン・アルヘシラスへ移動する方法です。
滞在していたシャウエンのホテルが早朝の出発だったので、時間と移動距離を考慮してタンジェ新港を利用しました。
シャウエンからタンジェ新港へ向かう場合は鉄道がなく車移動になるので、事前に予約しておいた現地ドライバーに連れて行ってもらいました。
7:00過ぎにホテルを出発して、港に着いたのは10:00前でした。
フェリーのチケット購入方法
アルヘシラス行きのフェリーは何社か運航しており、今回はAML(アフリカモロッコリンク)にしました。
各社のチケットカウンターが並んでいるので、時刻表を見て購入するチケットを選ぶといいです。
私たちは日本で事前にオンライン予約をしておいたので、AMLのチケットカウンターで予約画面を見せて支払いを済ませるとすぐにチケットがもらえました。
値段はひとり33ユーロでした。
タンジェ新港でモロッコ出国審査
手荷物検査場ではフェリーのチケットとパスポートを見せ、その後出国審査です。
出国カードは不要でした。
出国審査が終わったらエスカレーターで下の階にある待合へ行きます。
待合からフェリー乗り場までは結構距離があるので、シャトルバスでの移動でした。
シャトルバスにはスーツケースなどの大きな荷物が置ける荷台があります。
同じバスに乗っていたのは、私たち夫婦の他に3人だけだったので、防犯面は気になりませんでした。
フェリーに乗っていざ海路で入国
11:30、フェリーは時刻通りに出航。
席は空いているところに自由に座れます。
この日の船内はガラガラでしたが、ソファ席やボックス席は埋まっていました。
内装は意外ときれいです。
私たちが座った席の近くにはレセプションがありましたが、常時スタッフがいるわけではありませんでした。
デッキに出る時など、席を外す際はチェーンロックで荷物を括り付けておいた方が安心だと思います。
アルヘシラスでスペイン入国審査
タンジェ新港を出発して1時間40分ほど過ぎた頃、アルヘシラスへ到着しました。
アルヘシラスへ着岸すると、フェリーの出口に渡り廊下のような通路が設置されるので、そこを通って入国審査場へ向かいます。
この通路が設置されるまで5分ほど船内で待機します。
乗客の中には車で入国する人もおり、その人達はフェリーの別の出口へ案内されていました。
アルヘシラスの港には他にも何隻か泊っているフェリーがあったので、入国審査を終えるまで時間を要するかと思いましたが、フェリーを降りてから入国審査終了まで20分ほどでした。
タンジェ新港からアルヘシラスへの移動まとめ
タンジェ新港まで現地ドライバーに連れて行ってもらったことや、事前にフェリーのチケットを予約していたおかげで、モロッコからスペインへの移動は思った以上にスムーズでした。
スペイン入国後はアルヘシラスには泊まらず、高速バスを使ってマラガへ移動しました。
その様子はこちらの記事で解説しています。