カタール航空が行っている、トランジット客向けのシティーツアー「Discovre Qatar」に参加してきました。
今回参加したのは、大型バスでシティーを巡る3時間のコース。
この記事では、シティーツアーの申し込み方法や、観光当日の様子をご紹介します。
カタール航空の「Discovre Qatar」シティーツアー
航空会社ランキングで常に上位にランクインするカタール航空。
ドーハ・ハマド国際空港はカタール航空のハブ空港ということもあり、多くのトランジット客が訪れます。
カタール航空はそんなトランジット客向けに「Discovre Qatar」というシティーツアーを開催しており、乗り継ぎ時間に合わせて選択できるよう様々なコースが用意されています。
引用:https://www.discoverqatar.qa/
今回、バルセロナからカタール経由で帰国予定だったため、カタールでのトランジットをどう過ごそうかと調べていたところ、このツアーを発見。
面白そうだと思い、トランジットを長めに取って3時間のバスツアーに参加することにしました。
9:30スペイン・バルセロナ発
翌日2:05カタール・ドーハ発 18:35日本・成田着
トランジット約9時間半
飛行機の到着が遅れることも考慮し、ツアーは余裕を持って20:00開始のものに。
費用は99カタールリヤル(約3800円)です。
カタール航空のシティーツアーの参加方法
シティーツアーの申し込み方法は2つあります。
1つ目は、カタール航空のサイトからオンライン予約(英語のみ)をする方法。
2つ目は、ドーハ・ハマド国際空港にある受け付けカウンターで当日申し込む方法。
受け付けカウンターはコンコースA付近にあり、目印はこの黄色いクマ。
コンコースの中心にある黄色いクマを背に立つと、右手にシティーツアーの看板が見えます。
受け付けカウンターはこの看板のすぐ後ろです。
各ツアーには人数制限があるという事前情報を見ていたので、私はオンライン予約を済ませていました。
当日申し込みをしに受け付けカウンターに来た人の中には、参加したいツアーが満席のため別のツアーを選択するよう説明されている人もいたので、オンライン予約の方が安心かと思います。
カタール航空のシティーツアー当日の流れ
受け付けカウンターに集合
集合時間はツアー開始時刻の2時間前
担当者に案内され入国審査場へ
英語ガイド付き
フライト時刻まで自由時間
カタールは他のイスラム教の国に比べると服装に対する考えは厳しくありませんが、観光の際は男女ともに露出の少ない服装が無難です。
では、当日の流れについてもう少し詳しく解説します。
集合場所と集合時間
受け付けカウンターへ行き、ツアーの予約をしている旨を伝えると、18:00に受け付けカウンターに集合するよう言われました。
20:00開始のツアーにしてはすいぶん早い集合時間だなと不思議に思いましたが、これについてはすぐに理由が分かりました。(後述)
18:00になり受け付けカウンターへ行くと、すでに多くのツアー客が集まっています。
ここでは、ひとりひとりに入国審査に必要なカードが配られました。
入国審査
ツアー参加者が全員揃ったところで、受け付けカウンターにいる担当スタッフに連れられ、入国審査場へ向かいます。
入国審査は通常と同様に行われ、この日の参加者46名全員の入国審査が終わったのは19:55でした。
前述の通り、2時間前に集合する必要があるのか疑問でしたが、入国審査に時間がかかることを見越してのことだったようです。
大型バスでシティーツアー
入国審査が終わるといよいよ大型バスに乗り込み、夜のドーハへ出発。
道中は、英語ガイドさんがカタールの街並みや文化についてお話してくれます。
バス車内はとてもきれいで、日本の高速バスのようにトイレもあります。
クーラーはがんがんに効いているので、羽織があった方が良さそうです。
途中でガイドさんからペットボトルの水とデーツが配られました。
解散
ツアーが終わってバスを降りたら、そこから先は自由行動です。
私はフライトまで3時間ほど余裕があったので、お土産を見たり椅子で休んだりして過ごしました。
シティーツアー3時間コースの内容
イスラム美術館
まず初めに訪れたのはイスラム美術館。
といってもここの滞在時間は15分ほどなので、夜景を楽しむのがメインといった感じ。
対岸に見える、これぞ中東!なネオンぎらぎらのビル群が圧巻です。
カターラ・カルチュラル・ヴィレッジ
次に訪れたのは、カターラ・カルチュラル・ヴィレッジ。
ここは映画館や劇場、コンサートホールなどが入る複合施設だそうです。
たくさん穴が開いた2つの塔(鳩の塔)が印象的でした。
鳩の塔のすぐ隣には、モザイクタイルが美しいモスクもあります。
日中だとモスクの中に入れるそうですが、この日は外観だけ見て終わりました。
モスクのある場所から奥へ進んでいくと、レストランやコンサートホールが見えてきます。
コンサートホールの中に入ると噴水やレーザーの演出があり、とてもきれいでした。
カターラ・カルチュラル・ヴィレッジはどこを見ても現代的ですね。
名前こそ「文化村」ですが、歴史や文化を感じるというよりは、現代的な造られた街という印象を受けます。
滞在時間は30分ほどでした。
スーク・ワキフ
最後に訪れたのはスーク・ワキフ(市場)で、ここではガイドさんは一緒に回らず、各々自由行動です。
勝手なイメージできっと雑多な場所だろうと思っていましたが、建物はきれいだし道も整備されているし…正直驚きました。
スークにはレストランやお土産、スパイスなどを売るお店がずらっと並んでいますが、イスラム教の国なのでもちろん種類はありません。
ちなみにここに着いたのは22:00でしたが、子連れで食事や買い物を楽しむ現地の人の姿が多く、その光景にもびっくりしました。
これも勝手なイメージですが、イスラム教は厳しそうだし夜遊びもだめなんでしょ、と思っていたので。
滞在時間は30分ありましたが、暑くてゆっくり見て回る気が起きなかったので、雰囲気を満喫してからクーラーの効いたバスに戻りました。
スーク・ワキフの向かいにはイスラム文化センターが見えます。
バスは、スーク・ワキフとイスラム文化センターの間の通りで待ってくれているので、迷うことなく戻れます。
22:35、空港に向かって出発。
これで3時間のシティーツアーが終了しました。
カタール航空のシティーツアーまとめ
空港で時間を持て余しがちなトランジットですが、こういったツアーがあれば時間が有効活用できるので助かります。
今回参加したのは3時間のツアーだったので、フライトの合間に大きな疲れが出ることもなく、夜のドーハを満喫するにはぴったりでした。
ツアーから戻って次のフライトまで3時間も余裕があったので、その時間がしんどかったですが…
カタールは小さい国かつ新興国なので、じっくり観光するとういよりは、ツアーでさくさく回る方がいいかもしれません。
ヨーロッパ方面への渡航機会があればまたカタール経由にして、別のツアーに参加するのもありだなと思いました。