【妻目線】ペアーズ(Pairs)で出会って結婚するまでの1年間を振り返る

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私たち夫婦はマッチングアプリのペアーズ(Pairs)で出会いました。

そしてその翌年、無事に結婚することができました。

この記事では、私たちがペアーズ(Pairs)で出会ってから結婚するまでの1年間を、妻目線で振り返ってみたいと思います。

  • ペアーズ(Pairs)で婚活したいけどほんとに結婚できるか不安
  • 周りからはペアーズ(Pairs)なんてやめとけって言われる
  • ペアーズ(Pairs)で結婚した人の実体験を知りたい

こんな人はぜひ参考にしてみてください。

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ペアーズ(Pairs)で出会って結婚するまでの1年間を振り返る

そもそも私がマッチングアプリを始めたのは元カレとの別れがきっかけでした。

コロナ禍真っただ中の2021年1月、私は進展の望めない元カレとの関係を終わらせ、本気の婚活をするんだ!と意気込んでいました。次に出会う人は彼氏なんかではない。結婚相手なのだ、と。

なぜこんなに意気込んでいたかというと、世間一般の大多数が婚活の節目として考える【30歳の壁】が目前に迫っていたからです。

私も人並みに焦っていました。

ペアーズ(Pairs)で夫と出会って結婚するまでの流れ

ペアーズ(Pairs)でマッチング

数あるマッチングアプリの中でペアーズ(Pairs)に登録した理由は、知名度が高かったから。そして、恋活ではなく婚活目的で使っている人が多い真面目なマッチングアプリだったから。

私が夫とペアーズ(Pairs)でマッチングしたのは2021年4月のことです。

当時男性から多量の「いいね」をもらい、誰が誰だか分からなくなっていた私はいいねを返す気力も、自分からいいねを押す気力も無くしていました。そんな状況を払拭すべく、一度ペアーズ(Pairs)を退会し、再登録してプロフィールを作り直しました。

顔写真は載せず、後ろ姿を1枚だけ。そしてプロフィール文には要点をさっくりまとめました。

・真面目な婚活をしている
・2年も3年もだらだら付き合う気はない
・海外旅行が好き

こんな感じに。

そして当時引っ越したばかりで友達もおらず、家でお酒ばかり飲んでいた私は、

一升瓶を抱えて寝ています。

と、ウソかホントか分からないような一文を添えたプロフィールを作り上げました。

いいね稼ぎや遊び感覚でやっているわけではないのだから、この一見バカげたようにも見えるプロフィールが“刺さる”人だけいいねを押してくれたらいい、そう思っていました。そして、まんまと“刺さった”のが夫だったというわけです。

夫の他にもいいねをくれた男性が8人ほどおりましたが、夫ほど会話が楽しいと思う人はいませんでした。

LINEでのやり取りが始まる

ペアーズ(Pairs)のチャットで何度かやり取りをしたあとLINEを交換しました。LINEではお互いの仕事のこと、趣味の海外旅行のことなどを中心に話しました。

と言ってもお互いそれなりに仕事が忙しかったので、毎日やりとりするわけではなく何日かおきにという感じでした。

何度か電話もしましたが、仕事や趣味の話が中心で、お互いの家族構成のことやいつ頃結婚したいと思っているかといった具体的な話はしませんでした。あまり突っ込んだ話をすると引かれますからね。

LINEでのやりとりを重ねるうちに会ってみたいと思っていたところ、夫の方から休みの日を教えてくれませんかと言われ、会うことになりました。

初対面を果たす

ペアーズ(Pairs)でのやりとりが始まって1ヶ月半ほど経った2021年6月、カフェでランチをすることになりました。

夫はとても好印象でした。

仕事終わりで待ち合わせの時間に遅れた私に対し、嫌な顔せず接してくれ、カフェの店員さんに対するふるまいや言葉使いも丁寧で、ちゃんとした人という印象を持ちました。

ランチの後はお茶をしに別のカフェへ。そのあとはコンビニでお酒を買って近くの公園へ行き、結局トータル8時間くらい喋っていました。仕事や趣味のことに加え、LINEでは話さなかった家族構成や結婚願望のことについて喋りました。初対面にもかかわらず居心地の良さを感じたのを覚えています。

思った以上に時間が過ぎるのが早く、また会いたいな~なんて思っていると、夫の方から次に会う約束を持ちかけてくれました。

2回目のデート

初めて会ったその翌週、2回目のデートは電車とバスを乗り継いで2時間ほどの港町まで行きました。

まだよく知らない人との遠出となると、長時間一緒に過ごすことに疲れたり、話すことがなくなったりという心配があると思います。しかし夫との遠出にそういったストレス要素は皆無でした。無言の時間も居心地が良かったのと、夫がわりと喋ってくれる人だったので。

港に着いて、海鮮丼を秒で完食したのはいい思い出です。食の好みは似ていると思っていましたが、食べる早さまでも似ていました。私ほんと食べるの早いんですよ。夫は夫で食事に時間のかかる女性は苦手だったようで、その辺の感性もばっちり合ってしまいました。

港町を楽しんだ後はまた2時間の電車の旅でしたが、帰りも当然ストレスなし。こんなに気を張らずに過ごせるって相性いいってことだよなと思いました。

電車を降り、おしゃれなお店で夕食をとっていると、またしても夫が次に会う約束を持ちかけてくれたので、待ってましたと言わんばかりに約束を取り付けました。

3回目のデートで付き合う

そして翌週、3回目のデートはボーリングでした。

ボーリングなんて大学生以来だわやばい…と思っていたら見事に惨敗。別に勝負をしていたわけではないですが、私の負けず嫌いがことごとく出てしまいました。

この日もランチやお茶をしながらひたすら喋り、夕食をとって帰ることになりました。

夕食をとっている時にふと「○○はいいお母さんになりそう」と言われたのを覚えています。いい奥さんを通り越していいお母さんになりそうと言われたので、あれ?意外にもうそんな将来見据えてる?と思いつつもここはスルー。食いつきすぎると引かれますからね。

そして夕食を終えて散歩をしていた時に告白され、付き合うことになりました。私が感じていた居心地の良さを相手も感じてくれていたのだと分かり、断る理由がありませんでした。

デートを重ねてお互いのことを知る

付き合ってからは毎週デートをして信頼関係を深めました。

社内恋愛や友達の紹介と違って、マッチングアプリでの出会いに前情報はありません。デートを重ねて自分たちで情報を引き出し、信頼関係を築いていくしかないのです。

付き合ってからは家族のことや地元のこと、どんな友達がいていつもどこで遊んでいるか、将来はどんなところに住みたいか、子供は何人欲しいかなど、お互いに相手のことを深堀りしていきました。

またキッチン付きのホテルを予約して、ふたりで買い物をして料理をするといったデートもしました。こうしたデートをする中で金銭感覚のずれはないか、自炊はどの程度できるか、といったことを推し量っていました。言い方は悪いですが、腹の探り合いですね。

私たちがやっているのは恋人ごっこではなく結婚を前提とした交際なのだ。この人が将来のパートナーとしてふさわしいかどうか知る必要がある、そんな気持ちでいました。

そして付き合って3ヶ月ほど経った頃、私は前々から気になっていたことを聞いてみることにしました。

それは具体的にいつ結婚したいと思っているかということ。

ペアーズ(Pairs)には結婚時期を選択する欄があるのですが、夫はそこに「2~3年後」と書いており、私は「いい人がいればすぐに」(正しい表記は覚えていませんが確かこんな感じ)と書いていました。

2年も3年もだらだら付き合う気のなかった私にとってこの差は痛すぎました。確かに夫とは気が合うし一緒にいて楽しい。この先もいろんな思い出を作っていきたい。そう思いました。

一方で、【30歳の壁】は女性にとって大きな問題であり、私にとっては譲れない条件なのだという気持ちもありました。

この気持ちを正直に伝え、私の気持ちを知った夫もまた自分がどんな気持ちでいるのか伝えてくれました。そして自分なりに考えてくれたようで、夫の両親と会う段取りを進めてくれました。

しかし私のこうした発言は、場合によっては別れを選択することにもなり得ません。いくら婚活目的で真面目にマッチングアプリを使っている男性だとしても、リアルに結婚の二文字を突き付けられると気持ちが冷めてしまうのはよくあること。

私はラッキーでした。逃げるでも引くでも冷めるでもなく、私の気持ちに向き合ってくれる人だったからこそ、今こうして楽しく結婚生活を送ることができています。夫には感謝しています。

でも、何よりも勇気を出して自分の気持ちをぶつけた私自身を褒め称えたいです。

結婚を決意

気持ちをぶつけたことによりさらに信頼関係が深まった私たちは、結婚の意思を固めお互いの両親へ挨拶に行きました。

私たちの両親は、私たちがマッチングアプリを通じて出会ったことを知っています。しかしマッチングアプリで結婚した夫婦の中には両親にそのことを隠している人も多いです。

世代的に両親はマッチングアプリに馴染みがないですし、ネットの出会い=出会い系=危ない、というイメージを持っている場合が多く、私たちの両親も多少はそういった気持ちがあったはずです。実際に「本当に大丈夫?」と言われたこともあります。

でも、これは実際に会えば解決できると思っていたので、私は大きな問題として捉えていませんでした。

あれこれ想像でモノを言うよりも会って話すのが一番です。百聞は一見に如かず。本当にその通り。夫の両親は私にいろいろ気にかけてくれますし、私の両親や実家の家族も夫のことをとても気に入っていて、いつでも遊びにおいでと言ってくれます。

両家に祝福される形で結婚準備を進められたこと、とても幸せに思います。

結婚生活が始まる

出会ってから1年が過ぎた2022年7月、私たちは入籍しました。

一緒に住むためのアパートを探したり、家具や家電を揃えたりしていると、ああ結婚したんだなという実感がわきました。付き合っていた時には分からなかった夫のいいところ・直してほしいところもいっぱい見えるようになりました。

夫が考えてくれた一週間分の献立をもとに一緒に買い出しに行くのが楽しかったり、細かいことを気にしない夫がぐしゃぐしゃのまま洗濯物を干しているのを見ていらいらしたり、夫が仕事でちょっと遠くに行った時お土産にスイーツを買って帰ってくれるのが嬉しかったり。

良いことも悪いこともいろいろあります。いろいろあるけど、楽しいです。この人と結婚してよかったと思います。

夫もそう思ってくれてると嬉しいです。

【妻目線】ペアーズ(Pairs)で出会って結婚するまでの1年間を振り返るまとめ

なかなか自分でも振り返る機会はありませんでしたが、こうして文字に起こしてみると、私って婚活頑張ってたんだなと思いました。

世間にはまだまだ「マッチングアプリで結婚なんて恥ずかしい」、「ペアーズ(Pairs)なんかやめとけ」といった声もあると思います。ですが、私の実体験から言わせると「外野は黙ってろ」です(笑)

他人の意見にひるんで婚活の場を自ら潰すだなんて、こんなもったいなことありません。

私の場合、ペアーズ(Pairs)で結婚するんだと意気込んで登録しましたが、そこまでの意気込みはなくとも「いい出会いがあればいいな~」くらいにしか思ってなかった人が、気付いたら結婚までしちゃってた!というパターンもあります。

私の友達にもいるんです、そのパターンで結婚した人が。

もしも今、ペアーズ(Pairs)で婚活することに迷っているのだとしたら、勇気を出して一歩を踏み出してほしいです。そしてこの記事が、一歩を踏み出す後押しとなればとても嬉しいです。

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